[令和7年度]
筆記試験対策

いよいよ令和7年度の技術士試験がスタートします。技術士は、科学技術系最高峰の難関国家資格ですが、その取得はあなたの社会的なステータスを上げるだけでなく、技術者としても大幅なスキルアップとなります。大きな自己投資となりますので、チャレンジしてみましょう。
筆記試験
突破のための
9箇条

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1.「技術士受験」について

ご存じの通り「技術士」は科学技術系最高峰の国家資格です。この不安定な時代「国家資格」というステータスは、多くの企業からは非常に高い評価を得ています。技術士二次試験は、主に筆記試験と口頭試験があり、この2つを突破しないと技術士になれません。この試験が難関と言われるのは筆記試験の合格率が毎年10%程度しかないからで、いかに筆記試験を突破するかが合否を左右します。極論すれば、論文が全てです。

筆記試験は100点満点で、以下の様な配点になっています。必須・選択はそれぞれ60%以上の得点が必要です。

【試験科目】
・必須Ⅰ(40点満点) 60%以上で合格
・選択ⅡとⅢ(60点満点)60%以上で合格

技術士受験に関する内容を動画でまとめています。どのような試験なのかを確認したい方はご視聴ください。

2.「筆記合格」のための9箇条
では、その筆記試験をパスするにはどうしたら良いでしょうか?もっと言えば「合格できる論文」を試験で記述できるようになるにはどうしたら良いでしょうか?そのためには、以下の9ステップが必要だと考えています。

① 知識を整理して技術士ノートにまとめる
試験を受けるのに、基礎的な知識がないと対処できません。その知識を自分なりに整理しましょう。ただ、キーワードを覚えるというだけでなく、その内容も理解しましょう。技術士ノートの作成は、最も時間がかかる作業ですので、後ほどの動画を参考にしてください。

② 論文構成を知り、自分の「型」を修得する
過去の合格論文を入手してみて、論文がどのような構成になっているかを見てみましょう。合格論文と言われているのは60%(A評価:合格ライン)に達していた論文なので、決して満点の論文ではありません。その合格論文の構成(書き方)も人それぞれですので、自分が書くとしたらどのタイプの論文の「型」が一番シックリくるか考えてみましょう。そして、その「型」をマネするのです。問題文は様々なテーマがでますが、それぞれの問題に対しても同じ「型」で論文を展開していけば、アレコレ構成に悩む必要はなくなります。

③ 実際に論文を記述する
上記の②で自分の「型」を決めたら、実際に自分で論文書いてみます。最初は、あちこち手を出さず「必須Ⅰ」だけを書いてみましょう。もちろん、自分でまとめた技術士ノートを参考にしても良いです。自分でテーマを1つ決めて、文面を埋めてみて、何度も読み返して、納得がいくまで論文を仕上げてみてください。

④ 添削してもらう
上記の③で1つの論文が完成したら、まずは添削してもらってください。解答用紙を埋めると、それで満足してしまって、終わった気になってしまいます。しかし、あなたが良く出来たと思っていた論文は40点しか取れていないかもしれません。自分の書いた論文のどこが悪いかは、書いた本人ではわからないものです。

⑤ 添削結果を参考に改善する
添削された論文が返ってきたら、指摘やコメントを参考にして論文を改善します。その時、あなたに「気づき」が得られます。「このように書いてあげないと伝わらないんだ・・・」と。この「気づき」が非常に大切ですので、次の論文を書くときは十分注意してください。改善してみたら、何度も読んでみて、どうしたらもっとわかりやすい論文になるか考えてみてください。ここでしっかり改善せずに、何テーマも論文を書いても非効率です。

⑥ 論文をブラッシュアップする
上記の④と⑤で自分の論文を仕上げていきます。多くのテーマについて論文を用意すればするほど、本試験では対応できる幅が広がります。ただ、それだけに留まらず、常にアンテナを張って、新しい情報を収集し、技術士ノートや論文に組み込んでいってください。なぜなら「差別化」を図る必要があるからです。筆記試験の合格率は、毎年10%程度で変わりません。つまり、この試験は、絶対評価ではなく何らかの形で相対評価していると見るべきなのです。つまり、上位10%に入るため、ライバルとは異なるネタを記載していく必要があるのです。

⑦ 手書き訓練する
筆記試験は600字詰の解答用紙9枚を5時間30分で書きあげる試験です。普段からパソコンに慣れてしまっている僕たちは「手書き」という習慣はありません。ましてや、1日中、文字を書き続けなければならない筆記試験は、未知の領域です。僕も、本試験の最後では手が痛くなり、マッサージしながら文字を書きました。まずは、書き写すことで構いませんので手書き練習しましょう。一言一句を間違えずに書かなくても問題ありませんが、読み返してみて筋が通っていること、誤字脱字がないことが大事です。

⑧ 模擬試験を受ける
上記の全てを実施して、例えば10テーマの論文を完成させたとします。これだけでも大変な労力と時間を費やしているはずです。ただ、それだけでは「もう1歩足りない」のです。本試験では、あなたが想定したテーマは当たるかも知れません。しかし、題意まで確実に当てることは、ほぼ無理です。本試験は、題意に沿った論文を記載しないと合格できません。答えは頭の中に必ずありますが、それを題意に沿いながら、うまく引っ張り出して、限られた時間で記述するのが筆記試験です。それができるようになるには、慣れしかありません。つまり、模擬試験やセルフ模試をやって訓練していくしかないのです。

⑨ 本試験を受ける
願書を提出しても実際に試験会場に来ない人は15%もいるそうです。願書提出時の4月は、まだモチベーションがあったのですが、時間が経過するにつれて段々と面倒臭くなり、6月くらいの段階で諦めてしまう人が多いようです。ただ、試験会場で1日中席に座って、文字を書いてくるだけでも良い学習経験になります。自分が思ったとおりに勉強が進んでいなくても試験会場には行くべきでしょう。受けなければ絶対に合格できません。

筆記試験までやることを動画にしてあります。より詳細を知りたい方は、視聴してみてください。

3.「技術士ノート」を作成しよう
論文のネタやその内容を自分なりにまとめたものが「技術士ノート」です。少なくとも、論文に記載するための知識がないと太刀打ちできません。よく、(技術士ノート作成=キーワード集)と考えている方もいるようですが、別物です。試験でキーワードの内容を問われることはありません。それらのキーワードを使って、課題や解決策を書いていくのが論文です。

僕が考える「技術士ノート」の作成方法に関して動画をまとめています。より詳細な内容を確認したい方はご視聴ください。ノートのまとめ方は人それぞれです。自分でどのようにまとめておいたら、実際の試験で役に立つのか考えてみてください

4.読まれる論文を書こう
筆記試験を査読する試験官は2名1組で、その平均点で論文の点数が付きます。中には、何を書いているのかよくわからない論文もあるらしく、その様な論文は、はじめから読んでもくれません。僕もそうですが、論文を手に取って眺めた時に内容をよく読まなくても、A評価に値しそうな論文かどうかはわかります。良い論文は、論文全体のバランスが良く、見た目も良いのです(見た目で8割決まる)。そして、内容を読んでみて「わかりやすく」、「論理的に文章展開」されていればA評価です。まずは、試験官に読まれる論文を書きましょう。

どのような論文が「読まれる論文」なのか、「A評価」をもらえるのかを動画をまとめています。もっと詳細を知りたい方は、視聴してみてください。

5.「添削無くして合格なし
合格するまでの技術士の平均受験回数は4回と言われています。この4回という数値は、本気で取り組んだ状態での4回です。4回で合格できればまだ良いのですが、中には10回以上も受験している方もいます。長期戦になってしまう大きな理由の1つに「添削をしてもらっていない」というものがあります。普段から文章を書き慣れている方は別として、一般的にはそうでない方が多いのが現実です。自分で良いと思っていても、その文章は40点しか取れていないかもしれません。第三者の目による添削は必ず実施しましょう。会社で技術士を持っている方に依頼するか、お金を払って技術士講座で添削するか、やり方は人それぞれです。ただ、これを怠ってしまうといつまでも合格できません

6.必須Ⅰ」は最重要科目
必須Ⅰは600字詰の解答用紙3枚を記述する試験で、筆記試験のなかでも最重要科目です。なぜなら、この科目で60%以上(24点有情/40点満点)とらないと、選択科目がどんなに良くても不合格になるからです。必須Ⅰは、最近の建設業で問題となっているテーマが出題されます。令和4年度は「建設DX」と「CO2削減・吸収」でした。どちらも、最近、建設業界を騒がしているテーマです。メインとなるテーマはせいぜい8つくらいです。必須Ⅰに関しては、参考書や合格論文も多く出回っており、選択科目に比べたら勉強しやすいと思います。

必須Ⅰに関して動画にまとめてあります。より詳細を知りたい方は視聴してみてください。

7.「選択Ⅱ-1」は基礎問題
選択Ⅱ-1は600字詰の解答用紙1枚を記述するもので、配点は10点です。問題形式は「高流動コンクリートの打設に関する留意点を記述し、その対応策を記載せよ」というような短文であり、その知識さえあれば記述できます。ただ、正しい知識を抑えておくことが重要で、間違えたことを書けば大きな減点となってしまいます。「技術士ノート」に正しい知識を整理しておきましょう。また、留意点や対策という設問に対してもそれぞれ3つくらいは回答出来るようにしておきましょう。

選択Ⅱ-1の詳細に関しては、下の動画にまとめてあります。ご興味のある方は視聴してみてください。

8.「選択Ⅱ-2」は応用問題
選択Ⅱ-2は600字詰の解答用紙2枚を記述するもので、配点は20点です。おそらく、各試験の中で最も厄介なのが選択Ⅱ-2ではないでしょうか。かなり実戦的な問題が出題されており、そのような業務に携わったことがあるか、ないかで論文の出来は大きく変わってきます。もちろん、様々な工種に携わってきた方なら問題ないと思いますが、そのような方は、多くはないはずです。よく「選択Ⅱ-2の対策は?」と聞かれることがありますが、普段から自分の業務に真摯に取り組んでくださいと話しています。普段から、現実問題を真剣に解決しようとする力が選択Ⅱ-2では活きてきます。

選択Ⅱ-2に関して動画にまとめてあります。ご興味のある方は視聴してみてください。

9.「選択Ⅲ」は必須Ⅰと差別化
選択Ⅲは600字詰の解答用紙3枚を記述するもので、配点は30点です。必須Ⅰと似たような問題が出されますが、その論文記載には注意しなければなりません。必須Ⅰは建設部門の技術者としての解答ですが、選択Ⅲは専門科目の技術者としての解答が求められています。つまり「鋼・コンクリート」を専門科目としたのであれば、鋼・コンクリートに関連する解答をしなければいけませんし、「施工計画」を専門科目としたのであれば、現場の施工計画(QCDSE)をベースとした解答が必要なのです。つまり、必須Ⅰより範囲を絞った解答が求められます。ただ、配点は30点もあるので、ここで得点を稼ぎましょう。

選択Ⅲに関して動画にまとめてあります。ご興味のある方は視聴してみてください。

10.「筆記試験」に向けて
筆記試験は、毎年7月中旬が試験日となっています。できれば、試験1ヶ月くらい前の6月までには一通りのことを終わらせておいて、あとは手書きの練習や模擬試験やセルフ模試をするのが理想です。この試験は、なるべく勉強時間を多く確保したほうが有利ですので、はじめて受験する方なら10月頃から開始した方が良いかもしれません。

試験1ヶ月前に何をすべきかの動画をまとめてあります。ご興味のある方は視聴してみてください。

11.「技術士合格」のための総括書籍
令和5年度の技術士試験に向けて「技術士合格オリジナルマニュアル2024」を作成しました。
「技術士合格オリジナルマニュアル2023」は、僕の10年間の技術士指導のノウハウ、受験生からの声、様々な技術士書籍や動画情報を反映しながら毎年アップロードしています。私的なマニュアルですので、市販品ではなく、配布もしていません

本マニュアルは「技術士受験のノウハウや有用な情報」を提供し、情報収集にかける時間を100時間減らすことを目的としています。その100時間は、みなさんの自己論文作成、添削および模擬試験に当ててもらいたいと考えています(その方が合格率が高くなります)。

ご興味がある方は、下の「技術士合格オリジナルマニュアルの詳細」ボタンから覗いてみてください。


BONTA(ゼネコンで10年間 技術士受験指導をしています)

【年齢】50歳近傍
【会社】ゼネコン勤務
【経歴】25年(現場9年→設計部6年→技術部10年)
【技術士指導歴】10年
 (業務経歴書作成指導、論文添削、口頭試験指導)
【専門】土木技術全般
    (科目では施工計画、コンクリートに強み)
【所有資格】技術士(建設部門)
      コンクリート診断士
      一級土木施工管理技士
      コンクリート技士・測量士
【口頭試験実績】今まで全員合格しています。

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自分の周りに「技術士」がいない方も多いと思います。
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資格取得は最強の自己投資です!

技術士は難関試験ですが、一流の技術者を目指す方にとっては非常に価値がある資格です。正直言いまして、その後の人生が変わってきます!

・名刺に「技術士」を記載することが許されるので、仕事のフィールドが広がります
・技術士を取得することで、社内評価が上がり(会社によっては手当あり)、より良い仕事が廻ってきます。
・技術士の受験勉強をすることで「論理的思考能力」と「ラィティング能力」が大きく上昇します。
・副業の時代になると言われています。将来、技術士の指導者としてコンサル業務も可能となります。
・一度取得すれば、一生使える資格となります。
・なにより「技術者」としての大きな自信になります。

さあ、みなさんも技術士となって人生を変えましょう!